おくなが屋のパンとお菓子について

 

おくなが屋の前身は天然酵母のパン屋でした。

老舗のルヴァンで修行させてもらい、

アメリカではマクロビオティックのクシ・

インスティチュートと長い付き合いのある

バークシャーマウンテンベーカリーで

お世話になったりと、偉大な先輩から

多くのことを学ばせてもらいました。

 

自分たちが開いたパン屋では

Organic 無化学肥料・無農薬

Local 地産地消 を謳い、

自家製酵母を発酵させ、いい材料だけをを使い

パンや焼き菓子をつくっていました。

そこで起きたのが福島の原発事故でした。

 

「いいこと」をしているはずが、もっと広いところを

見ていなかった・・・そんな気持ちになり、

その時にお店も機材も手放すことを選びました。

パン屋であることは目的でなく一つの手段だったからです。

そして、その後、品種改良され過ぎている

小麦の害についても知ることになりました。

 

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パン屋から一つだけ持ってきたのは石臼です。

今はその石臼を使い、自分たちで育てた小麦を挽き

あとは発酵器も手作りの小さなものを使い、

手ごねで作れる範囲の量だけを焼いています。

 

毎日のように食べていた「パン」を週に1回程度にする

ことで自分たちの体調が良くなる経験もしました。

人にもよると思いますが、現在の小麦に含まれるグルテンは

あまり多く取らない方がよいのではと思います

 

そんな経緯を経て、今のおくなが屋があります。なので、

「パンをもっと焼いてほしい」という声をいただくことは

うれしい反面、正直ちょっと複雑なところもあります。

かといって、アレルギーや病気で困っているのでなければ

全否定することもないと思っています。

 

食べるならいいものを適量にー。

そういう考えのもとでパンとお菓子を焼いています。

 

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シナモンロール

 

原材料:国産小麦 有機豆乳 有機レーズン 有機くるみ マスコバド糖 

    グラスフェッドバター 天然酵母 自然海塩 有機シナモン

 

外麦、乳化剤、品質保持剤、着色料、保存料、マーガリン、白砂糖、食塩、

ほか怪しいもの(?)不使用です。

 

ぜひ、お試しください ♪

グラスフェッドバター

今月(2016年7月)から使うバターを「グラスフェッドバター」

にすべて切り替えました。

  

グラス(草)フェッド(摂食)というのは、その通りに牧草を

餌に成長した牛の乳からできたバターです。

現在、市場に出ているバターのほとんどはグレイン(穀物)フェッドバター。

 

牛は代表的な草食動物です。

草をすり潰すのに敵した歯をもち、4つある胃で摂食した植物を餌として

微生物を培養しタンパク質の合成を助け、腸で消化酵素により

それを消化吸収できるようになっています。ところが、効率よく牛肉や

乳製品を商品化しようと畜産業では穀物や動物性のものを含んだ

輸入飼料が使われています。

 

これが乳製品の問題のひとつなのですが、自然の中で放牧して育てるには

土地も時間も必要になります。少ない平地の中で人が多く暮らす日本の

ような国では、牛をのびのび放牧して育てるのは

実際むずかしい面があるのかもしれません。

 

けれど、だからといって、動物が本来もっている食性が変わるわけではなく、

不自然な育て方、乳製品の作り方には、おのずとひずみは起こります。

 

その最たるものは狂牛病でしょう。

これは牛骨粉を餌に混ぜる(=共食い)というとんでもない暴挙が原因と

あきらかになっています。そして最近の畜産業で短い時間で

大きく育てられる多くの牛は病気で、正常分娩が減り帝王切開が

増えているともいわれています。自力で立てない牛も多いと聞きます。

 

グラスフェッド、という概念はそのような問題から、

より自然の摂理に添った育ち方を良しとする考えから生まれています。

もともと牛はそういう風に神様から作られ、そういう風に生きてきて、

それを人間が勝手に狂わせただけなのですから、

牛からしたら「今さら、なんだよ?」ですが、

でも、間違いに気づいたらいつからでも訂正するべきですよね。

 

というわけで、バターはグラスフェッドです。

日本でも数少ないメーカーで作られていますが、

量が少ないため入手するのが困難なので、フランス産かニュージーランド産の

ものにしています。自然の中で放牧され、農薬などにも縁がない草を

のんびり食べて、本来のスピードで成長した牛から絞った乳でできた

バターは香りがよく力強い味わい。

 

栄養価の面でも優れていて、大さじ一杯に500IUのビタミンA、

カロチン、ビタミンK2、ビタミンD、ビタミンEがにんじんよりも多く、

そのせいか、色も一般のバターよりもずっと濃い黄色をしています。

一般のバターと比べて安全で汚染度が低い、というのも利点です。

 

 

 

安心・安全なものを

パンとお菓子に使っている材料について

 

小麦

国産の無農薬・無化学肥料のもの

全粒粉についてはお店の前の畑で自然栽培した小麦を石臼挽きして使用しています

 

ドライフルーツとナッツ

すべて無農薬・無化学肥料のもの

 

チョコレート

フランスの有機のもので乳成分の入っていないダークチョコを使用しています

 

豆乳

有機豆乳

 

非遺伝子組換え原料を使い圧搾法で絞ったもの

 

バター

グラスフェッドバター

 

甘み

オーガニックのメープルシロップ、デーツシロップ、マスコバド糖、きび砂糖など

 

自然海塩

 

ベーキングパウダー

ノンアルミのもの

 

 

スコーンについて

もともとスコーンはイギリスで生まれたビスケットの一つで、

バターや牛乳、砂糖が使われていますが、おくなが屋のスコーンは

食事代わりにもできるような、素朴で滋味を感じる日本育ちのスコーンです。

基本的に乳製品、砂糖は使用していませんが、グラスフェッドバターが

入手できるようになったため一部のものには使っています。