ライフスタイルとセラピー

心身のバランスを崩して治療を受ける時、その人がどんな生活を送っているか

ーライフスタイルーと治療法の間には矛盾がない方がいいと思います。

とくに自然療法の場合は。

 

自然治癒力を高めようという方法を選択しているのに、

毎日、ストレスいっぱいの生活で(体温が下がって)、外食が多くて(栄養不足で)、

遅く寝て遅く起きて(免疫力が下がって)、安い食材を選んで(毒素を増やして)

っていうような生活では、栓をしないまま水をためているようなものでもったいない。

 

逆にそういう生活の中で、手っ取り早くクスリや注射で抑えるのも問題が深い方向に溜まるので、

わるい貯金をしているような、いつかどこかで精算しないと大病につながってしまう。

結局、どこかでひずみは清算されなければならないのです。

 

さいごは死生観につながると思うのですが、病気や不調とどう向き合うのかはその人を

まちがいなく表しています。人はみな手っ取り早く、この不快な症状とさよならしたいと

思って、一番、ラクな方法を、つい無意識に求めがち。

早くて安くて深く考えなくて済むような治療(セラピー)を。

 

でも、症状や病気って考えようによってはありがたいメッセージです。

そういうふうに受け取れるには、精神力も必要かもしれないけれど、私はそう思う。

そのさなかにいる時はそりゃ困ってはいるけれど、これをどうやって乗り越えようか、と

考えたことが後で思い返すと意味があったんだと思える経験をいっぱいしてきたので。

 

よく、アトピーを克服するまでの体験談を書いてくだい、というリクエストをもらいます。

でも長いトンネルの中の話はまだ整理できていないのと、

まだ少しアトピーに対しては少し謎が残っているので、もう少し将来の宿題。

 

それでも言えることは、あのときもし強いクスリに頼って、症状を抑えることだけで

諦めていたら、今の私はなかったです。ここはハッキリ。

真っ暗なトンネルの中に一人の状態だったけど、大事なのはとにかく「治る!」と自分で決めたこと。

そこからがほんとうのセラピーの始まりで、試したことは数知れず。

だって日本でも海外でもいろんなお医者さんを訪ねたし、不思議治療にも大金を使ったけど

治らなかったんだもーん(って、今にして考えれば当然なんですが、当時はアレルギーや

慢性病も西洋医学で治るのかな、と少しは思っていたのでー)

でも若い時に、いわゆる医学が万能じゃない、と身をもって気づけたことは私の財産。

 

どんなに困ったことでも、まず自分の中にある原因をなくす、解決することが先決で、

そうしていると自然に外側が整ってきます。

 

自分がしている生活 ー何時に起きて、何を食べて、どういう仕事をして、どういう人とどういう

つきあいをして、どこに住んでー というライフスタイル全体を見直す。生活は選択の連続ですが、

それを一つずつ選び直していくことが病気やアレルギーに対して抵抗力をつけていくのだと思います。

 

人生で健康が一番のプラオリティじゃないこともあるけれど、

でもどんな時にも健康は基本ありがたいし、健康あってのものです。

 

大いなるものと同調していない時、心身に症状というサインが送られてきます。

それをただの迷惑で困るものと捉えるか、意味あるものと捉えるか。

それぞれの人に備わっている氣(自然治癒力)を発動させる選択をしていくことが大事です。

 

今はインターネットの普及で素人でもいろいろな治療法をかなり詳しく知ることができます。

クスリや添加物の危険性でもなんでも専門家と同じくらいに情報収集できます。

ほんとうに助けたい人がいたらいくらでも勉強できる。これは考えてみたらすごいことー!

その中には呼吸法ひとつ、瞑想ひとつ、お金をかけないで試せるものもいろいろありますし!

 

発病するまでにかかった時間と同じくらいの時間をかけて治っていくのが自然なので、

あわてずコツコツ、地道に光に向かってトンネルを脱出!です。

 

よしもとばななさんが「からだが弱かったから健康法を100以上試した。その結果これは効く

というものが3つくらい残って、それで今では人と会っても健康そうですね、と言われる人に

なってしまった」ということを書いていたのか話していたのか忘れてしまったけど、

とにかくそういう内容のことを読んだ時、お〜いっしょだ!と思ってしまった。

 

別に最初から100試そうと思ったわけではなく、なんかそこを探求する運命だったんですね

(たぶん)、気がついたら(ちゃんとカウントしたわけじゃないけど)おそらく100と

いってもいいようなあれこれを試してきたなぁ、と。そしてそれは今でもライフワークのように

続いていて、あれこれ試すの大好き、笑。知るのも好き。

 

心も身体も不思議です。

自分のもののようで、実はその持ち主たちが思っている以上に深くて、すごい力を秘めています。

何人かのお医者さんに治らないとか薬をやめちゃいけないとか、子どもは産めないとか

言われてもそれを鵜呑みにする必要なんてどこにもないのです。

なぜ、そんな無限の可能性を秘めている心身の未来を他人の言葉で限定してしまうのですか?

お医者さんは自分の勉強した中の話をしているだけで、あくまで一つの見解、一つの意見です。

妄信はつまらないよ。

 

自分で調べたり試したりしないまま、専門家を信じないこと。

なにかショックな診断を受けてもパニック状態で病名や治療法を決めないこと。

セカンドオピニオンどころか、ハンドレッド、サウザンオピニオン(以上)が世の中にはあること。

恐怖心は今日不振(笑)と思って、そこを元に何かを決めないように注意すること。

 

ワクチンの問題しかり、抗がん剤、抗うつ剤、不妊治療、健康食品といわれるもの・・・。

すべてなぜ存在しているか知りましょう。

不治の病とか死への恐怖心を煽られて命やエネルギーを搾取されませんように!

 

今は、いずれ死ぬ、その時までできるだけ魂とその乗り物である身体のコンディションを保って、

そして寿命がきたら潔く去っていける気持ちで生きていることも健康のうちと思っています。

 

気持ちよく死んで(?)

むこうの世界がどんなものか見に行くのも将来の楽しみのひとつかもー!