商品のところに書きはじめたら、長くなってしまったので、こちらに引越し。
今日の授業は「経皮毒」について!
まずこの「経皮毒」という言葉ですが、
石油化学製品が大量に生産、消費されるようになって生まれた言葉/概念です。
シャンプー、リンス、ボディソープ、生理用ナプキン、洗剤、化粧品などに含まれる
有害化学物質が皮膚から侵入し、体内で有害な作用を引き起こすことを表した言葉です。
考え方は添加物とほとんど同じですが、大きな違いは口から入った有害物質はある程度、
肝臓の代謝酵素が分解・解毒してくれますが(その分、肝臓には負担がかかっていますが)、
皮膚から入った有害物質は一ヶ月かかっても10%くらいしか体外に排出されないこと。
自覚のないまま、溜まっていくところ。
それはどこに溜まるのでしょう?体内の脂肪に、です。
脂溶性の毒なので自然には排出されない毒として体内に蓄積されるのです。
現在、有害とされている化学物質は1500種類以上といわれています。
ひとつずつは一応、動物実験等をして「安全」と許可されていますが、それらを複数で取ったとき、
またそれを長年にわたって取ったときについての影響はほとんど公表されていません。
(この辺は食品添加物、同様です)
それが上にあげた日用品の原料に含まれている合成界面活性剤や溶解剤の作用で、
皮膚の角質層のバリヤーを溶かされ、経皮毒の侵入を許してしまうのです。
皮膚の部位によって、その吸収率は変わります。
腕の内側の皮膚を1とした場合、およそ
頭 3.5倍
顔 6〜13倍
手のひら 0.83倍
脇の下 3.6倍
背中 17倍
性器 42倍
なので倍率が高くなるほど、そこに触れるものをきちんとチェックしなければ。
赤ちゃんのおむつ、お尻拭き、生理用品。
歯磨き粉、マウスウォッシュ。
ボディソープ、石鹸。
化粧品すべて。
(例えば口紅に使用されるタール色素、顔料はは食品添加物としてさえ認められていません。
発がん性が高く、危険な物質だからです。どちらにしても合成色素は毒性が非常に高いものです)
シャンプー、リンス、毛染め剤、パーマ液。
あとコンビニ等のお弁当の容器に使用されている発泡スチロールも環境ホルモンである
スレチン樹脂(ポリスチレン)という素材からできています。
それを電磁波いっぱいの電子レンジで温めて食べるということがどういうことか?
もう想像できますね。
これらはすぐに障害が出ないので(毛染めでショック死の例などはありますが)、
大丈夫だと思いがちですが、経皮毒は時間の経過とともに残留・蓄積されて発症するため、
障害が出た時には手遅れなのも怖いところです。
また経皮毒の吸収率は皮膚の温度が上昇すると(毛穴も開いて)10倍にも跳ね上がります。
なので、日常生活の中では入浴中がもっともその危険にさらされることになります。
お風呂場で使う製品にはとくに要注意。
入浴剤もへんなものを使ったら、まったくの逆効果。
シャンプーもコマーシャルに出ているものは、ほぼ間違いなくアウトです。
CMに出ているタレントもそのメーカーの経営者も、その製品なんか使っていません。
なぜ莫大な費用をかけてCMをうてるのか。TV番組やファッション雑誌のスポンサーになれるのか。
それは製品の原料に安いもの(化学合成物質)を使っているため大きな利益が生まれるからですね
(みんな知ってることですが)。
イメージに惑わされている限り、毒はどんどん体内に溜まっていくわけです。
CMに出てる=危険、と簡単な見分け方法なので、経皮毒を避けたい人には役立てましょう。
それらのシャンプー等は使用直後は宣伝どおりの効果を感じるかもしれませんが、長く使用していると
様々なトラブルが出てきます。実際には化学物質で傷ついてしまった髪をさらに化学物質でコーティング
して美しく見せかけているだけ。髪をコーティングする成分は車をピカピカにするカーワックスにも
使用されているものです。まぎらわしいのは、そのトラブルは頭皮や髪以外のところにも出て、
一見その原因がシャンプーとは判断しにくいところ。シャンプー以外も同様です。
経皮毒が体内に蓄積され、それが一定の量に達するとアトピー、花粉症などのアレルギーも誘発しますが、
最も影響を受けるのは「脳」だと言われています。なぜなら脳は80%が脂肪でできているから。
知能、学習能力、記憶、注意力、集中力、気分を支配している神経伝達物質が影響を受けるため、
自閉症や適応障害党の可能性も指摘されています。
あとは婦人科系(子宮、卵巣)も大きな影響を受けると言われています。
病気だけでなく、月経周期、妊娠、出産にも影響しています。
最近は羊水が合成シャンプーの香りだったりすることも有名な話。
とくに妊娠中はパーマやヘアダイを避けるべき。
赤ちゃんは経皮毒の吸収率が大人の数倍です。
奇形や死産の原因にもなりかねません。
そして男性の不妊症。発がん性、とあげればキリがないほど。
知らないとこわいですね。
そして、そういった製品は私たちの心身を蝕むだけでなく、環境にも過度な負担をかけています。
汚れた川にはメス化した鯉。ゴミ焼却時にはダイオキシン。
そういうことを知ってしまったら、自分ひとりくらいは大丈夫という行為が未来を破壊している、
とっても意識の低い行為とわかると思います。
では、どうやって見分けるか、どうやって避けるか。
裏面の成分表を見ても、カタカナや見慣れない名称のオンパレードでどれが悪いものなのか判断つきにくい。
いちいち成分百科事典のようなもので調べるのも現実的じゃありません。
添加物と同じでキャリーオーバーもあります。
そして、同じ名称でも抽出方法や原料が違っていたりすることも。
同じ「合成洗剤」という区分でも、成分的、環境的に真逆の洗剤もあります。
もう、わけがわかんないですよね。
ひとつは先にあげたCMをしているか。有名メーカーは株式上場していて利益優先なので避けたほうが無難です。
ノンシリコンといっても、それ以外の化学物質は入っていたりします。
あとはメーカーのHPなどで、きちんと成分についての説明があるか。
(イメージばっかりで肝心なことをボカしていないか?)
価格については、食品はわりと見分けるポイントになりえますが、日用品については一概に言えません。
「ナチュラル」「自然」「植物性」とかいうフレーズにも要注意。
一部の成分だけ、そうであれば表示できて、その実、毒だらけの商品がいっぱいです。
シャボン玉石けん、太陽油脂などは良心的なメーカーと思います。
動物実験を行っていない、というメーカーの製品もまず大丈夫。
おくなが屋で扱っている
シャンプー、コンディショナー、ヘナ(白髪染め)。
石けん類、化粧水など基礎化粧品類、歯磨き粉。
ハンドクリーム、ボディクリーム、リップクリーム、日焼け止めクリーム。
生理用ナプキン。
直接、肌に触れる下着(すべてオーガニック・コットン製です)。
蚊取り線香、虫除けスプレー、防虫剤。
台所洗剤、洗濯用洗剤。
も安心です。すべて実際の使い心地等も確認もしていますので安心して使ってもらえたら、と思います。
原因不明の不調があったら、経皮毒を疑ってみてください。
デトックス(解毒)に時間と費用をかけるより、最初から毒を入れない工夫をした方がホントらくちん、
毎日、快適です。
・・・・・と今回はPRを兼ねたブログになりました!