新しい年

1月28日から暦上では春、そして本当の新しい年が始まりました。春を実感するにはもう少し地上に反映するのを

待たなくてはならず、まだまだ冷たい空気ですが、それでも!すこーしずつ春の気配が漂っているような気がします。

 

そして、今日は息子8歳の誕生日。

8年前、朝7時に破水して、それから2時間半後に家族と一緒に自宅で助産師さんに支えられながら

無事、新しい命を迎えました。アメリカで妊娠に気づいた時に告げられた予定日は12月26日。

それが帰国後、結局は1ヶ月以上も延長したことは、今でも解けぬ謎の一つ。

受胎されたと計算できる日、夫はコネチカット州、私は娘とオハイオ州に滞在中だったのも不思議。

遠距離恋愛を超えた遠距離妊娠?

 

最近は「妊活」という言葉が横行しているけど、当時は聞いたことがなく、今でもその概念てなに?

妊娠は計画的にするものという風潮がベースになったのか、それだけ妊娠しづらくなってるということなのか。

それとも他に意味があるのでしょうか?なんとなく違和感・・・。

 

とにかく計算外で不思議なことだらけ(=自然?)を引っさげてやってきた息子は、そのまま現在に至ります。

学校に馴染めず、家で退屈するかと思えば、毎日自分で過ごし方を決めて、楽しく過ごしている。

 

畑には小麦を巻き、収穫したらチーズ入りのパンを焼いて、ぜんぶひとりで食べる計画を立ててる。

大豆も父親と一緒に畑に撒き、収穫もし、脱穀も手伝い、それを焚き火で炒って「おいしい〜」。

今年初めての味噌づくりも大豆を茹でるところから潰す作業、丸めて容器に投げ入れる最後まで

家族の誰よりも張り切ってやっていた。

 

別の日は刀をつくると木の皮を道具を取り出し剥きはじめ、ひたすら続けて夕食前に完成。

それを悦に入りながら眺めてご飯を食べる。寝るときも一緒、笑。

 

レゴもかなり好きだけど、決められた通りに作るより、自分流で組み立てる方がおもしろいというわけで

パーツはあっちこっちに散らばり部屋はたちまちカオスになる。

ベッドの横には自分とぬいぐるみたちのダンボールの家が建ち並び、小さな村状態。

 

そして毎日とにかく、その日にあったこと、今興味のあることを絵に描く。

毎日、大量に紙を使うので、こちらはその為にA3のコピー用紙をまとめ買いしている。

字で書くより映像の感覚が強いらしい。習ったり、制約されたりがないので完全オリジナル。

その絵を見ていると、彼の頭の中を覗いているみたいでおもしろい。

 

You TubeやDVDで何かを観るのもかなり好き。

定番の動物ものに、職人が出てくる番組も好き。

最近は「真田丸」も観て、忍者に憧れている。

本屋で忍者の本を見つけて、真剣に見て、夢の中では毎晩、忍者の修行に励んでいるらしく、

朝起きると何を練習してきたか話してくれる。

 

「これ履いてね、水の上を歩いたんだけど、溺れた〜」←微妙に理解が違うようですが、笑。

「屋根から落ちそうになって捕まってたら、これ(ベッドのヘッド部分)を持って起きた!」

 

眠りに落ちる前にも「ああ、早く忍者になりたいなぁ・・・」

次の日には「忍者になれなかったら中華料理屋さんになろう・・・」

おもしろいなぁ、子どもって!

 

彼の魂がよろこんでいれば親としては構わないので、なるべく何かを強制(矯正)することはしていない。

学校では字が書けず、計算問題が解けず、宿題もやっていかない日が多かったので、散々バカだとからかわれたらしい。

お店に来てくれる子どもにも「学校に来ないとアタマ、悪くなるぜ」と親が言われたりする。

子どもは社会の影響を隠さず表すことがあるから仕方がない。

ある方からは「高学年になるまでに間違いなく落ちこぼれます」という烙印もいただいた。

 

だけど家族は毎日一緒にいるので、彼の反応や切り返し、人への気遣いや、動物との付き合い方や、

器用なところも、不器用なところも、甘いところも、厳しいところも、賢いところも、アホなところも

いっぱい見てきているので、集団に馴染めず、いくら学校での受けが良くなくても、

ユニークで、優しいところもあって、いいところもいっぱいあるのがわかっているので、気にしない。

 

それに人は「好きなこと」と「健康」と「集中力」があれば大丈夫だと思うので、

その3つを害することをできるだけ避けてあげさえすれば、なんとか生きていけるのでは?と。

 

そして、この世への現れ方同様、なんだかどこかで自分たちの観念、想定を超えた部分を感じていて、

どうしても一方的に評価したりする気になれない。これは娘に対してもおなじ。

逆にこちらが試されている部分、教えてもらっている部分もあって、

子どもとは多かれ少なかれそういう存在なのだと思う。

 

息子はよく誰も尋ねていないのに「ボク、しあわせ〜」とニコニコしている。

それを聞くと、こちらとしてはとりあえず合格をもらった気になる。

 

今年はどんな一年になるのか。

頼りない親ではあるけれど、ちゃんと子どもを幸福にしてあげられる大人でいたい。