していい減塩、ダメな減塩

長いので覚悟してくださいね。

 

多くの場所で「減塩」が喧伝されているせいか、今もまだ「減塩=健康維持の常識」と信じ込んでいる

人が多いのですが、塩の「質」を問わず減塩を実行するのはほんとうにキケン!というお話です。

 

もうここで語らなくても本当の情報は手に入れようとすれば簡単になった時代なので

まとめたことがなかったけれど、大事なので一回まとめてみようと思いました。

 

まず本来、塩は生物が生命を維持するための必須ミネラルがいっぱい含まれているものです。

日本人はそれを本能的にわかっていたのか、古墳時代から海水から塩を摂取していたことが

わかっています。

こんな塩田だったようです(写真は拝借)。

 

ところが今や、

高血圧や心臓病などの人に減塩をすすめる医療現場。

減塩メニューを考える栄養士。

「減塩」を謳う食品メーカーの商品。

マスコミの特集する減塩方法。

これだけ四方八方から言われたら、素直な人はみんな「塩は悪い」と洗脳されていきます。

 

どうなっちゃったんでしょう?

 

小中学校の食育講演会で「塩は一日2gまで」と保護者に堂々と語った医者と栄養士もいたました。

塩の質について質問しましたが、塩はどれも同じ、という回答。

その場で逮捕したくなりました 笑。

 

その方たちもぜひ試してほしい。

(その前に1日2gを本当に実践しているのか疑問ですが)

1ヶ月でも塩抜きの食事をしてみたらわかると思う。

力、出ません。

朝、起きることすら辛くなる人がほとんどと思う。

 

そもそも「減塩」という考え方が出てきたのはこの20~30年の間です。

少なくとも1600年代から海塩を摂り続けてきた日本人の歴史の中で、まだ、つい最近の話なのです。

 

長野県の高齢者が減塩を実行したら平均寿命が延びた、という実験結果がでて以来、

あちこちで減塩運動が盛んになったり、挙げ句の果てには

高血圧は塩の摂り過ぎが原因、という説が横行したり。

その頃から、猫も杓子も減塩が正しい、と信じ込まされてきた。

 

でも大局的に見て、それで病人は減っていないでしょ。

高血圧の原因が塩、という説も、もう崩壊している(しているんですよー)。

もともと塩の「質」に言及していない研究結果に翻弄されただけなのです。

 

 

こんな減塩思想が広まったのには大きく2つの流れが合流してできた節があります。

 

1つは西洋からのもの。

西洋料理=肉食。肉の中にはその動物が食したものからの塩分がすでに含まれています。

そこにさらに塩分を摂取すれば、過ぎたるは及ばざるがごとし。

そこで基準が設けられ、それがそのまま日本に持ち込まれたという流れ。

最初に広まった基準量は肉食人種に向けたものでした。

 

でも日本料理はもともとお米、野菜、大豆や魚のタンパク質中心で西洋人とは体質も食事内容も違い、

そこへ同じダイエット(食事法)を当てはめることが、すでにズレています。

 

昔から日本食には塩を使った発酵調味料、漬け物、保存食が多くありました。

そこで使われていたのは海塩。

海塩には、森から川をつたって海に流れ込んできた自然のバランスで約90種類のミネラルが

含まれているといわれています。西洋人と比べ、腸が長く菜食に向いた日本人はこうして

お肉を食べなくてもミネラルを補給してきました。

 

かつての日本の海岸沿いには海水から天日塩をつくる塩場が数多くあったのです。

ところが高度成長期に入った日本には、そんな悠長な塩づくりよりも沿岸部を工業地帯にする政策を推進。

塩田だった場所を工業地帯にするために民間企業が塩を作ることを禁止する塩田法(塩業近代化臨時措置法)

という法律が1971年にでき、翌年にはそれが施行されました。

 

高度成長期は効率よく経済を発展させる、ということがもっとも優先されます。

そこで塩の作り方も、天日に干す、窯で炊く、という時間のかかる方法でなく、

精製して塩辛い味だけが残る海水を精製する方法に切り替えられたのです。

 

この方式を「イオン交換膜製法」といいます。ここで塩の質が

ミネラルが約90種類含まれた海塩からナトリウム99.9%以上という人工的な精製塩へ

大きく変化します。

 

写真を見ても工業製品のような塩が作られている感じですね。

そして1972年(昭和47年)以降の日本人はそういう塩辛いだけの精製塩しか口にできなくなったのです。

 

かたや、自然海塩には

 

硫酸カルシウム 甘い味

硫酸マグネシウム 旨味のある苦味

塩化マグネシウム コクのある苦味

塩化カリウム   キレのある酸味

塩化ナトリウム  塩辛い味

 

など、様々な微量に含まれるミネラルがハーモニーになった味。

 

 

私たちは効率を求めると頭の中で判断した「無駄なものを省く」道を選びがちです。

早くアタマをよくするために主要科目だけを勉強させたり、

早く効果を出すため薬草の「効く」と言われる一部の成分だけが残る精製したクスリを作ったり、

さらに化学記号が同じならいいと、石油からその成分を作り出してクスリにしています。

 

これで、ひと時の経済効果、健康効果は上がるかもしれません。

今だけの短いスパンでみたらそれでもいいかもしれない。

だけど、時間は続きます。

 

「無駄なもの」に見える中に、実は大切なものが含まれている。

役に立たないと思われたものが含まれて相乗効果が生まれる。

そういう自然の姿の中で目に見えにくいものをどんどん排除してしまう危険性には

目を向けず切り捨てることで発展したつもりになってしまう。

 

「精製すること」のデメリットや副作用の問題はもっと考えられてもいいように思います。

近道のつもりが遠回り。どころか、取り返しのつかない道を進み過ぎていることが多くあります。

 

塩も同じ。

 

精製塩は体質をナトリウム過多にさせ、細胞膜から水分を排出しにくくなり浮腫を招いたり、

血圧を上げたり、心臓の働きを狂わせたり、ありとあらゆる問題の原因をつくってしまいます。

 

人体にはナトリウムとカリウムが同じくらい必要なのに精製塩を摂れば摂るだけ、

そのアンバランスは大きく傾いていきます。

 

一方、自然海塩や岩塩など、多くのミネラルが含まれている塩は逆の働きをします。

血圧を正常(年齢+90)にし、心臓が動きに一定のリズムをつくります。

それだけでありません。

肌の調子を整え、生理を正常にし、からだの攣りが起こりにくくしたり、花粉症を防いだり、

自然塩の効能は書ききれないほどあります。

 

ところが、塩田法が廃止されるまでの約30年もの間、

まともな塩が食べられなかった日本人は完全にミネラル欠乏症になりました。

それによって本来持っていた免疫力が低下し、感染症やアレルギーや生活習慣病と呼ばれる

病気にかかりやすくなったのです。

 

さらに遡ること1950年代には、化学肥料、農薬、除草剤が登場しました。

戦前にはなかった、これら農業を工業化した物質により、土壌の中にもミネラルはなくなりました。

結果、そこで育った野菜は戦前の野菜に比べて、栄養素は5分の一(!)、

そして毒素は増加。

 

一言でいってしまうと「工業化」「経済効果優先」の価値観が、

野菜からも塩からもミネラルの失われた環境を作ったのです。

 

ミネラルが欠乏すると血液の質が落ちます。

その結果がすべての病気の原因です。

 

癌、高血圧、花粉症、アトピー性皮膚炎が増えたのは、1960年代以降です。

戦前では聞いたことのないアレルギーや病気が急増したのは、この環境が主たる原因なのです。

 

今や、病名は1万超。

でも名前は増えても原因はすべて汚れた血液病。

 

ミネラルは植物しか作れません。

植物(自然)を痛めつけている限り、それは人間に跳ね返ってくる。

森がなくなれば、海水も変化する。

 

どんなにスバラシイ最新の治療法をミネラル不足の体に使っても、

基礎工事のできていない場所に建てている高価な建造物みたいなもの。

健康維持の基本はミネラルいっぱいの食物です。

 

つまり、していい減塩はナトリウム99.9%以上の偽塩(精製塩)の減塩。

減塩というか、絶塩してオッケー。

 

ただ偽塩をやめたつもりでも、加工品は売値を安くする目的で精製塩が使われているものが

とても多いです。たとえば「無添加」という表示でも原材料に精製塩が使われていたら

心身への影響は「無添加」とは呼べない、と思っておいた方がいい。

 

そして、決してやってはイケナイのは自然海塩の減塩です。 

ダルい、キレる、落ち込む(鬱)、暴力的になる、頭痛、不妊、アレルギー、高血圧、癌、

心臓病、あらゆる難病、奇病、そういうものを育てる土壌を作ることになります。

 

病気までいかなくても、水太り、弛緩した体型、毛穴が広がった肌、力のない眼、不整脈、

認知症、熱中症なども、ミネラル不足が原因。

 

ちなみに、パン食が多い、甘いものを毎日食べる、コーヒーやお酒をよく飲む、ことも陰性度を強めます。

それでも、これらはココロの栄養でもあるので、ぜひ「質」のいいものを選んで

一回あたりの満足感を高くして、ジャンクなものの常食から卒業していきましょう。

 

現代の暮らしの中には陰性度高めの環境が揃っています。

電子レンジ、IH調理器、wi-fi、スマホ、パソコン、ホットカーペット、ハイブリッドや電気自動車。

また携帯基地局の近くや、オール電化住宅、コンクリートの建物の中で過ごすこと、など。

 

そういう環境に浸っている体ほど自然塩が必要です。

いっけん関係ないように見えても、陰陽の視点で考えてみましょう。

 

たとえば、癌になりました。

抗がん剤、放射線療法、すべて極陰性です。

癌でなくても同じように、化学のクスリのほとんどは石油由来なので陰性です。

(そして消化酵素で分解されない)

そこに玄米菜食(マクロビオティック)な食事療法も取り入れる。

病気に効く、といわれたらなんでもやっちゃう。

 

でも最近のレシピも減塩思想を反映したものが増えているので、すごく危ない。

動物性(陽性)もなくして、自然塩(陽性)もなくした食事をすれば極陰が極まり

助かる見込みは激減するでしょう。

 

癌で命を落とすのでなくて、陰陽を無視した治療方針で命を落としていることに気がつかないと。

体調がすぐれないのは偶然や不運なのではなく、ミネラル欠乏なんです。

 

癌になったら、とにかく自然塩を摂って、体質を陽性にもっていきましょう。

病気の人ほど、偽塩をやめて本物の海塩を!です。

食事療法も、まず本物の塩をたっぷり使い、その質(栽培方法や旬)を考えなければ意味がありません。

 

*料理の味付けが不安

*外食が多くて食生活が乱れている

*水分補給をよくする

*高血圧などで塩分を控えるように医療指示された人

*朝起きれない人(低血圧でなくミネラル欠乏が原因です)

*元気がない人

*運動している人

*デトックスしたい人

*スッキリきれいになりたい人

 

こういう人ほど自然海塩を摂りましょう。

 

ちなみに塩は煎り塩にするか、料理で加熱するか、もしくは発酵食品で摂れば

内蔵に負担なく吸収されます。

 

そして偽塩(精製塩)は体内に残り問題を起こしますが、

自然海塩は摂り過ぎても自然に体外に出ていくので心配無用です。

 

具体的には体重や運動量や体調によって変わるので一概には言えませんが、

それでもあえて言えば12〜20g/一日。

 

もうホント、インテリだったり優秀と言われていたり、専門家ほど、

もっともらしく「塩は控えて・・・」とか言うもんだから、

もうそのたびにこっちは ʅ(◞‿◟)ʃ オーマイガッシュ!

精製された教育を受けてきたのね、なんて。

 

檻から出て、野生の勘を磨きましょうね。

 

 

最後に塩の種類をおさらい。

 

食塩

専売公社の製造する、加工品に多く含まれる、ナトリウム99.9%以上の塩 ⇒ ×

 

再生加工塩

イオン交換塩ににがりなどのミネラルを添加した塩(イオン交換塩加工)⇒ ×

輸入した原料塩ににがりなどのミネラルを添加して成分調整した塩(自然海塩加工) ⇒

 

釜炊塩

海水を塩田や枝条流下式で濃縮し、平釜で煮詰め結晶化させた塩 ⇒

 

天日塩

海水を塩田や枝条流下式で濃縮し、太陽光と風だけで数ヶ月かけて結晶化させた塩 ⇒

 

岩塩

むかし海だった場所が地殻変動などで陸地に閉じ込められ塩湖となり ⇒

その海水が蒸発して次第に塩が結晶化し、それを採取したもの

 

ほかに岩塩に似た湖塩と呼ばれる塩もありますが、

地産地消を考えても、日本人にはまず自然海塩(釜炊塩・天日塩)がおすすめです。

 

「なずなの塩」をつくっているところ。

おいしそうだし、風景的にもうつくしいですね。

 

今でも鉄の平釜を使い釜炊塩を作っているそうです。

しかも、ありがたいことに同じ製法の塩の中でもっとも安価。

 

ほかに日本では塩田法に負けず本物の塩を作り続けた「海の精」も有名です。

 

塩田法が廃止された現在は、探せばほかにも良質の塩が手に入る時代です。

どんなクスリよりもまずは血液にミネラルを送ることが大事。

 

本物の塩を選びましょう。