都市と地方 つづき

阿部幸大さんの記事はほんとう、そうなんだよね、、、。

 

都市部ではあたりまえの情報や選択肢が、田舎ではそれがあることが想像すらできない。

それって考えてみれば、すごい事実だけど、片方からはもう片方の現実が想像しにくい。

 

そうなんだよねぇ、、(ひつこい)。

 

でもね。

彼は知的向上心の強い30代になったばかりの若者。まだまだ、これから多くの経験をして、

10年後、20年後はどんなふうに考えているのか?ちょっと興味が湧く。

 

田舎の欠落している部分に対して憤りや不公平感を持つことはとても理解できる。

けれども、さらに広く考えれば、誰でも(都市部で生まれ育ったって)、

自分の人生には何かしら過剰なものや欠落しているものを、大なり小なり抱えていて、

 

そこにはやっぱり何か意味というか、その人の人生のテーマのようなものが含まれていて、

そこを克服することがその人の才能も開花させるし、成長もさせる、そんなふうにも思うから。

  

そして、今までの底辺校or東大とか、都市or田舎、そういう対立的な比較が通用しにくく

前時代的になりつつあるのも個人的には感じるし、価値観にしても、学力にしても

偏差値のような小さな物差しだけでは語れないのは、もはや常識。

 

同時に資本主義(経済効率主義)にも陰りが出てきているし、高学歴なら幸せなのか、と

問うたらもう誰もそんなものは心の底では信用していない世の中なんじゃないだろうか。

(だって学校の成績で優秀だった人って搾取構造に取り込まれやすいし!笑)

 

才能とか能力というものはきっと無限だから、「部分(専門)」を勉強するよりも、

自然の中や、遊びの中で「全体」を学んだ方が意外に大局を把握できたりもして、

これからのアナスタシア的な幸せを望むとしたら、むしろそっちが重要と思う。

 

ただ、そういうことも刺激のない閉鎖的な場所にずっといたら難しいということなのかな。

そこで現状問題として、田舎にいながら十分な文化と教育を享受できる解決法を想像してみる。

 

例えば、ふるさと納税。

この資金はもう全部、文化教育の充実に遣う。

 

それなりの規模の図書館をつくる。

(同)美術館をつくる。

(同)コンサートホールをつくる。

(同)植物園をつくる。

(同)無化学肥料・無農薬の農場をつくる。

自由な学校をつくる。

 

などに充てたらどうだろう。

そこで働きたいという人も増えるし、その場所を拠点として内外の優れた人の行き来ができる。

自然豊かな地方にいながら、文化にも触れることができるなんていいと思う。

 

それから、 都市の子どもと田舎の子どもを交換留学のように、

お互いが環境の違う場所で過ごせるような施設をつくってみたらどうだろうか。

 

そして都市の子どもには農作業や木工や、海や川での活動など、自然体験を中心に、

田舎の子どもには、図書館、美術館、街に出る、観劇やコンサートなど文化体験を

中心にしたプログラムをつくる。

 

数日間の体験でなく、数ヶ月あるいは数年を元の場所や親から離れた

寮のようなところで暮らしてみるのだ。おもしろいと思う。

 

って、こういうことは国や行政がしてくれるのを待っていても仕方ないので

個人レベルでどんどん実行してみるしかない。とにかく、旅でも何でも「移動体験」を

するとか、自分たちで集まってイベントを企画する、参加するとか。

 

とにかくバイタリティと好奇心があって、まだ心も柔らかいうちに、どんどん世界を

見ておけば、その経験がいつかいい感じに発酵して、一生の財産になると思う。