佐賀へ

旅行をすると時間の流れ方がいつもと変わってそのズレから起こるいろいろが

おもしろいから移動を繰り返すのかも?と思うことがあります。

新しい景色を見ると新しい視点ができたり、

新しい人や久しぶりに人に会うと今までと違う発想が降りて来たり湧いて来たり。

 

どこでも旅はいいですね。

 

今回、行ったのは先にも書いていた通り佐賀と長崎。

国内という以前に九州の中でもまだ行ったことのないところの方が多いので

距離的に近い土地でも未知なことだらけ。

 

ところで、家を出る前に盛んに台風のニュースを聞いていて、

帰って来たらまた台風のニュース。別の台風かと思ったら同じ台風じゃないですか!

 

なぜ発生した途端、まだ遠いところにあって、日本の上空を通るかどうかわからない段階で

ニュースを流すんだろう?もっと近づいてから話題にしたんのではダメなんでしょうか。

間に合うと思うんだけどー。

 

 

さて、そんなわけで佐賀にちゃんと行ったのは今回が初めて。

どんなところかと思ったら図書館とか美術館、博物館などが大きくてきれい。

 

展示内容は佐賀にゆかりがあるもの中心で佐賀をアピールしたい気持ちがひしひし。

その中でのはたこうしろうワークショップ・おーなり由子座談会はかなり稀有なイベントだったんじゃ?

 

佐賀県からは、がばいばあちゃんだけじゃなくてグリコやリコーの創始者なんかも出ているですね。

共通しているのは極貧から身を起こし、創意工夫で個性的な会社を作ったというところ。

みんな家の手伝いをさせられて学校なんかちゃんと出ていない。

それでも努力して独学して、学校に行っていないから発想も自由だったので、

奇想天外なアイデアで幾つもの壁を乗り越え運命を切り開いて行くというストーリー。

 

「グリコ展」なんてのもやっていました。

当時の創始者としてはたまたま発見したグリコーゲンを入れたお菓子で国民を健康にしたい

というアイデアがあって「おいしさと健康と」というコピーになったのでしょうが、

1世紀たった今では砂糖と添加物や乳製品の使いすぎじゃ?

プッチンプリンだってプリンじゃないのに「プリン」て名前つけていいの?

こんなことが気になってしまうタチなのは仕方なく・・・。

うーむ、展示会よりも江崎利一さんの本1冊読んだ方がいいかも。

 

やっぱりね、企業や研究者に大切なのは経済的な成功や名声だけじゃなくて

大局の中で今自らの位置と方向を冷静に観て判断できることだと思うんですよ。

 

それがないと節操がなくなっちゃって、深いところでしあわせや健康から遠ざかる気がするんです。

どんな仕事でもそうですけど、矛盾に麻痺するところから何かがズレていく。

ポッキーやアーモンドチョコレートやカフェオレもひとときの幸せではあるんですけどね!

 

そんなわけで、お隣で開催されていた入場料がかからなない「土木展」の方が

子どもたちにもおもしろかったようです。

 

あとバルーン(気球)ミュージアムなんていうのもあって、佐賀は気球の大会が開かれるんですね。

平野が広く残っているから、地形的に合っているそうです。

これは実際に見たらおもしろそうでした。

ミュージアムの中にはバルーンパイロットを疑似体験できるコーナーなんかもありました。

 

そして佐賀は博物館や図書館にとてもいい感じのカフェが入っている!

公共の施設にこんなカフェが入っている都道府県て珍しいじゃないかなぁ。

また佐賀に行ったら必ず寄っちゃうだろうな。

 

人ごとのように言わせてもらうとお店はドアを開けて5分もいれば

そのお店がどんなオーナーがどんな気持ちでやっているかだいたいわかってくるものです。

 

そこのカフェはバランスが素晴らしかった。

食材もいいものを使っているのに、厳しさも押し付け感もなく、

でも大切なことはちゃんと伝えていてすごいな、と思いました。

 

東京や京都の街で同じ内容でしたら5割増し以上の値段でなきゃできないメニューも

ちゃんと地元価格で提供していて、でも手を抜いていないのも誠実な感じ。

この辺にもOPENしてくれないかなぁ、と本気で思いました。

 

 

泊まったのは駅や公共施設の集まったエリアから車で30〜40分走った古湯温泉。

江戸時代からやっているという旅館では、1人で温泉に浸かっているときに脱衣所の

ドアが開く音がしたので誰か入ってくるのかなと思ったら、タオルが動く影が見えて

でも人影はなく、今度はドアがバタンと閉まリマした(!)

そして、そのあとすぐに洗い場に伏せておいてあった桶が目の前で突然、飛びました(!)

 

その話をしたら「100年以上の歴史があれば、いろいろあるよ〜」と夫。

べつに怖くはなかったので、いたずら好きのオバケ???

 

お湯は透明で掛け流し100%。加水・加熱もなし。

ぬるめのお湯なのでいつまでも入っていられる〜、と思ったら羊水の温度と

同じくらいの温度なんだそう。なるほどー。肌にもいい感じがしました。

 

翌日、こんどは嬉野温泉へ。

九州産の大豆を使ったお豆腐を、出汁を加えた温泉のお湯で湯豆腐にするという料理が

名物らしく確かに味わったことのない美味しさ。でも他のおかずはすべて甘過ぎ。

 

長崎〜佐賀〜小倉は砂糖が伝わったシュガーロードがあるのでお菓子やさんが多くて

料理も調味料もとにかく甘いので、マイ塩、マイ醤油が必須です。

お豆腐は独特の味わいで、あの「美味しんぼ」にも紹介されていました。

 

が、しかし旅館は設備やサービスの節約具合がすごくて(!)

ある意味、オバケ体験よりも驚きの連続、笑。

 

結果、ここはお豆腐を食べて、お湯に浸かって帰ってくるところだね、という結論に。

忍者屋敷もあったけど、まさに忍々!の世界でした。