紅茶の話 ① ダージリン

この人生、どこに住んでも縁ができるのはなぜか珈琲関係の方たちなのですが

実はコーヒーというものがほとんど飲めません。この残念なチグハグ感は

珈琲1日10杯の父と、片や一口も飲めない母を持つ運命のせい?

 

それなのに味の良し悪しがちゃんとわかるのはインスタント派の父とは違って

焙煎まで手がける、今まで出会った珈琲ピープルの方たちのお陰と思います。

 

いや、その両方、いやいや、そこに缶コーヒー派も加わり、その末路?を

見て、何かを学べたのはそれぞれの存在が必要で、みんなのお陰かも?

 

私が好きなのはとにかく紅茶です。

それを言うと健康のために生姜紅茶?などと買いかぶり現象がたまに起こるけど

そうではなくただ好き。イギリス人と好みが似ているの(笑)

 

でも、ほとんどのお店は紅茶に力を入れていない。だから逆にちゃんとした紅茶を

出してくれるお店は大事。それでもコーヒーに比べて求めている人が圧倒的に少ない

ことは明らかでその少数派っぽいところも自分には合っている気がしてます。

 

朝起きると、たいていはお湯を沸かして茶葉を選んで、紅茶を淹れるところから

始めるし、外でがっかりするのが嫌なので、出かける時も大抵ポットに持って行きます。

 

育てられ方が自然なものという基準を満たしていれば種類は問わず。

そして九州にも美味しい紅茶を作られている方が多くて嬉しい限り。

農作物は風土の違いが味にすごく反映するので、日本は日本の味がするし

インド、スリランカはまたそこの味がして、そういうバリエーションもおもしろい。

 

お店でも扱い続けているマカイバリ紅茶は私の知っている中では最高のダージリン。

標高1500mにあるインドのマカイバリ茶園で30年以上もバイオダイナミック農法で

作られている。その季節ごとに味も変わり、実は茶葉の形もランクもいろいろある。

珈琲好きの夫でさこのダージリンの味はさすがにわかるらしくノックアウトされている。

 

ナレンドラ・モディ首相がイギリス訪問の際にエリザベス女王に招かれて

その時に持参したお土産もこのマカイバリ茶園のダージリン紅茶だったそう。

ちなみにモディ首相は地方の小さな紅茶屋の生まれだそうです。

なんだか、いいですね。 

 

知っている方も多いと思いますが、バイオダイナミック農法はオーストリアの

人智学者ルドルフ・シュタイナーによって提唱された農法で、主な特徴は

 

1.天体の動きを利用する〜天体の影響を考えて種まきから収穫までを行う。

2.動物との共生

3.調合剤を用いる〜それぞれの臓器に与える役割が土に巻かれている。

 

実はシュタイナーはホメオパシーにも精通していて「調合剤」はホメオパシーの理論で

作られているのです。そんな哲学が生きているバイオダイナミック農法なので

育てられた作物には生命力あふれている。

 

どんな農法でもそうですが、化学肥料や農薬、除草剤に頼らずいい作物を育てようとすると

通る道はそれぞれでも、自然のダイナミックな流れ、循環にこちらが合わせていくものとなり

それを口にした人に還ってくる。

 

手をかけ育てた人の「意識」とそれがもたらす「影響」。

そのすべて含んだものが「味」なので、だから紅茶一つといえども違うんです、本当に。

 

私がもし飲食店を作ることになったら間違いなく美味しい紅茶をメニューに載せる(宣言!)

それでもきっとほとんどの人はコーヒーや他のドリンクを注文するんだろうな〜(笑)