ハートで気づく

癌に罹患した著名人はマスコミからの取材対象になるケースが多い。

タレント、スポーツ選手、アナウンサーなど、テレビでお馴染みの人の

・癌という診断がされたという話題

・治療を受けている最中のエピソード

・愛する家族とのやりとり

 

などがプライバシーそっちのけで公開される。

そして本人までもが「同じ病気で苦しむ人の励ましになれば」とSNSでその様子を発信する。

 

そんなパターンが後をたたないけど

誰の、何のためになっているのだろう?

病気を敵と捉えて、視聴率とコメントを集めて何かが変わるのか?

 

こんな同じパターンを繰り返し報道することで

じわりじわりと観ている人を同じ思考回路に誘導していっていないか?

癌は怖いものという恐怖心を植えて、人の冷静な思考力と判断力を奪ていないか?

 

専門家にすがるマインドを持つ人が増えれば経済効果は大きいのかもしれないけど、

でも、もっと広く考えればその経済効果は一時期のもので長期的には損失に転じる

こともわかっている。だって、人がどんどん死ぬんだもの。

医療費がどんどん費やされていくんだもの。

 

原因とほんとうの治療法や対処法を多くの人がわかったら大きな利権に関わるから

決して、食事を変えて治った、考え方を変えて治った、ストレスを減らして

感謝の気持ちをもって暮らしているうちに治った、なんていう著名人は

滅多に取材されないのです。

 

 

ところで先日、読んでいた本に出ていた一節。

 

◎もともとはすべて1つのものであったものが

 「知識」をつけることによって2つに分断されて認識されるようになる。

 そして分類、分析が始まり本質からどんどん離れる。

 

◎本来は「知識」でなく「智慧」を働かせなくてはならない。

 「智慧」は自然と宇宙につながる知性である。

 

これ、塩づくりなんかもいい例と思う。

塩=ナトリウム、と見るのが「知識」。

ほかの微量成分は見逃されてしまう。

でも、最初に「塩」をつくった人には「智慧」があっただろうと想像する。

 

病気も同じで、

癌細胞を部位別に名前をつけたり、分析したり、ステージ分けしたり、

抗がん剤にするか、放射線にするか、それらはすべて「知識」であり、

 

本来は、なぜ発生したのか?

その背景・状況はどんなものだったのか?

現代人に癌が増えたのはなぜなのか?

そういうことを探ることのほうが本質に迫る「智慧」では?

 

答えがあるのが「知識」。

答えのカタチはいろいろなのが「智慧」ともいえそう。

 

「知識」は外側からやってくるもの。

「智慧」は内側からやってくるもの。

 

だから「智慧」をつけるのは内観(自分と向き合うこと)が大事だそうです。

 

それなのに、自分の命がかかっていても内側に目を向けることなく

外側から与えられるものでいっぱいいっぱいになってしまう。

 

内側が欠如したままなので、不幸にも病気になった自分、

「知識」のある人に治してもらう自分

=自分にできることはなにもないという状態に陥ってしまう。

 

同情や励ましのコメントが寄せられると、そこに集まってきたイメージの

型(殻)の中で愛される存在でいることにバイアスがかかっていないか?

 

コメントなんて無邪気ですからね(邪気もあるけど)

ほんとうに大切な智慧をそこから伝える人なんておそらく皆無。

 

「みなさんの今日一日がすてきなものでありますように」とか

「今日はこれを食べました」などと外に発信するより

まず大変なことになっている自らの内側に向き合うことをしないと

本質はわからないまま「知識」のベルトコンベアーに乗せられて終わり。

 

アップされている写真はこれまた癌の原因になりそうな食事というところがミソ。

本当に見ていられない。

そんなじゃ、再発確実じゃん!と思わず突っ込んでしまいます。

 

 

著名な人というのはたいてい社会的に成功している人で

その世界では優れた能力があるとされているけれども

それが逆に内観から目を背けている?

 

成功体験が「知識」をつけることで成り立っていたり

トレーニングで勝ち取っていたとしたら尚更その型が殻になり、

そこをさらに強化することで乗り越えようとしてしまうのかも。

 

だいたい「成功」というのは余計な微量成分を落として、

特定の能力を鍛え上げることで達成される。

偏差値なんかもいい例ですね。

家の手伝いしたり楽器演奏したり遊んでいないで特定の勉強、勉強であげていく。

(手法としてこの世を渡るには必要なこともあるかもですが)

 

塩が精製されて本来の栄養がなくなるように

人も全体の能力を下げて突出した能力だけが一人歩きをする。

 

そして今の世の中「成功=経済的な豊かさ」なので治療に充てるお金はある。

そうすると高額な治療=優れた治療という「知識」で乗り越えようとする。

そして「智慧」からますます遠ざかっていく。

 

完全な妄想ですが、そんな構図を想像しました。

だって、いつも思うのです、

どうしてみんな同じ路線なのかな、って。

まー、取材されるタイプが同じということなのかもしれませんね。

 

これからは、分断されていると思っていたものが、じつは1つだったんだ!

ということに気がつく時代だそうですよ。

味方 vs 敵 ではなく、敵も味方ももともとは一緒のグループ。

味方や敵は植えつけられた「知識」によって生まれた役割だった。

 

健康 vs 癌、ではなく、健康の中に癌が含まれているというか。

癌はダイナミックな命のバランスの中のひとつの役割です。

大事なのは「智慧」。

頭でなくハートで気づくことです。