コリーヌ・セロー監督

3年くらい前にこのブログでもYouTube で今なら全編、観れるよー!と

紹介したことのある映画「美しき緑の星」。一見、奇想天外なコメディ

のようなおかしなストーリーにもみえますが、実はふかく大事な意味を

もってつくられた映画です。

 

その映画の主人公ミラを演じ、監督も務めた方がこちら。

コリーヌ・セロー監督。

 

 

女性から目覚めなさい、と言っています。

そうすれば男性だってもっと自由で豊かな人生を生きることができると。

 

個人レベルではもうそういうことに気づいている人は多いと思いますが

正直、地方ではまだまだまだまだ(誤字ではない)家父長制や男尊女卑

が空気のようにあるところも多いです。

 

代々、あたりまえな光景に慣れてしまっていて年齢関係なく女性が解放

されていない、そして男性もその役割に閉じ込められてみんな自由じゃ

なくなっている。

 

そういうのももうやめようよ、と言われているようなインタビューです。

 

孤立している人は自分とも自然とも切り離されて生きているという言葉

も印象的。

 

映画の中では「接続解除!」というセリフが出てきます。

いまの私たちは何に接続されてしまっているのか?

搾取の支配?

 

みんな生きるためにお金が必要とがむしゃらに働いています。

でも、ほんとうにそんなに働く必要があるの?

その働き方で自分もまわりも環境にもいいの?

そんなことを問われているような。

 

「いまの自分の境地」によって捉え方も異なる映画かも知れません。

これが23年前に撮られているというのにもびっくりです。

 

今年、あらたに日本でもDVDが発売されることになり(Amazonでも購入で

きます)、監督が来日していた時に運良くお会いできたのですが、短い時間

でもただ者じゃない感がすごくて、それが威厳とか手の届かない人とかそう

いう感じではなく、大きな愛がぐわーっとこっちに流れてきて安心しちゃう

ような、

 

すごく優秀な通訳の方もいらしゃったのですが、言葉なしでもすぐに気持ち

が通じてしまうのが不思議で、でもそれがふつうでしょ、ということまで

ちゃんと伝わってきた(!)のです。

 

こんな70代になりたい!!!

賢者であり、魔女であり、偉大な母であり、表現者でもあり、もちろん映画

界の巨匠なのですが、それだけではない豊かなものが溢れ出ている大きな大

きな方でした。

 

夫なんてずーずーしくも食に関していろいろ質問しちゃって、でもそれにも

ちゃーんとも自分の例を出して詳しく答えてくれて、だけどテレパシーだけ

では無理だったようで(笑)通訳の方にもしっかりお世話になっていた。

 

 

この時のイベントではあの、憧れの増川いづみさんとも初対面できて嬉しかった。

それを遠まきに見ていた息子が帰り道にボソッと「あの人は強い人だね。ママも

もう少ししたらあのくらいになっちゃう?」と訊いてきて何を感じたんだ? 笑

いやいや、並べて語るような方でなく、出来もスケールもまったく違うから!

 

あまり計画もなかったにも関わらず、偉大なお二人に会えてしまったのもなんだか

偶然じゃないような、、、宇宙からプレゼントのような1日でした。

 

 

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