10年程前、SANYOから「洗剤のいらない洗濯機」と
いう画期的な洗濯機が発売されたことがありました。
もちろん洗剤を使って洗うこともできるけど洗剤不要
コースを選ぶと超音波で衣類から汚れを剥がし
活性酵素が汚れ成分を分解して除菌・消臭もする。
さすがに泥や油汚れまでは完全には落ちないけれど
汗や垢など、着たから洗う、使ったから洗うという程度
であれば環境を汚さず、コスト削減もできるので
その洗濯機は大ヒット。
洗濯物の汚れ具合や、肌が敏感な人、赤ちゃんにも
洗剤の有無の使い分けを推奨したことが消費者に
喜ばれたのです。
ところが花王、牛乳石鹸、サンスター、資生堂、
バスクリン、P&G、ライオンなど洗剤メーカーの組合である
日本石鹸洗剤工業組合がその洗濯機で実験を行い「汚れは
落ちていない」とメディアを使い大々的に報道。
なぜか国民生活センターもそこに介入し「石鹸や洗剤が
ないと汚れは落ちない」という判定をつけて論争は終了。
その後、三洋電機は会社ごとなくなりました。
先日の「マグちゃん」の報道にも同じものを感じます。
現在、消費者センターに「いや落ちてる、脱臭効果も
ある」という声が多く届いているそうですが
どうなることやら。
この梅雨前の、部屋干しが増える季節の前に
マグネシウムだけで洗濯ができて、除菌・脱臭が
できたら都合の悪いメーカーも多いでしょう。
結局は、自分の目と鼻を使って確認するのが一番です。
突かれた内容をよく見るとエビデンスを取るための
実験方法について言われているだけなんですね。
確かに、マグちゃんを販売している宮本製作所は
電話をかけても折り返すと言ったまま、そのまま(笑)
という会社でしたが、今回の反応は早くて(!)
実験し直します、パッケージも問題のない
(=大手メーカーの既得権に触れない?)ものに
変えますと自主回収をしているので
おくなが屋でも新しいパッケージになったら
また販売は続けると思います。
それより!合成洗剤が難病の原因になっていることや、
柔軟剤の香料が肝臓を弱らせ、長期間、使用している
人は肌の色を見ただけでわかる、という事実は
いつになったら常識になるんでしょうか。
自然食を食べているだけでは、ダメなんです。
環境を汚染する生活をする限り、水や土壌が汚れ
そこで育ったものを食べて私たちは
生きているのですから。
そんなふうに環境を汚しながら利益を得るという
経済は過去のものになりつつあると思いますが。
もし、そこのメーカーで働いている方がいたら
気を悪くされるかなと思いつつ、でもライオンはじめ
経営者は自社製品なんて使っていないですよ。
何が入っているかわかっているから。
目覚めましょうね。