キッチン改装

2ヶ月前に始まった改装計画のその後です。

 

10年前に福岡に移住してから私たちは改装を数回に

わけてしてきた。最初はお店をつくり壊れた風呂場を

含む一帯を修繕し、次は駐車場とお店の前のスペース

(石垣がたいへんだった!)、そしてイベントルーム。

それからお店の一部の改装と小屋作り、倉庫を含む一帯。

その間で家の倉庫や物干し場もつくった。

いや〜、書き出しただけでも2度と同じことはできない。

 

いろいろな意味でたいへんだけど、その度に自分たちの

居場所が整っていく愉しみは何モノにも変えがたくもある。

住む場所はメンタルにも健康にもダイレクトに影響する!

 

若い頃は家など建ててしまったらその場所に縛られて

しまうという恐怖心にも似た気持ちがあって、いつでも

好きなところに行ける自由の方がはるかに魅力的だった

のに人も変わるものである。

 

しかし、設計やデザインや内装といったことを素人が

考えるときに役に立ったのは、その自由だった頃に

住んだり泊まったり借りたりした風景と経験だった。

自分(たち)は何が好きで、どんな暮らしをしたいのか

の取捨選択のところであまり迷うことがない。

 

で、今回は最後の課題だった?キッチンとダイニング

合わせて18平米ほどの場所を改装することになった。

 

後手後手になったのは、10年住んでもアイデアが

まとまらなかったから。しかしもう崩壊間近の限界が

きていた。そして今、造らないとこの家族で料理して

食事するというチャンスはこれから減っていく一方と

いう事情も背中を押す。

 

本気で考え始めて資料を集め始めたのが4〜5月。

イメージ図を描き始めたのが6月。着工が7月1日。

その頃はもう朝起きると首と肩に鉄の塊が重くのし

かかっているような感覚で目が覚める日々。

実際は何も乗っかっていないのに心の状態は本当に

体に如実に反映するという見本のよう。

 

段取りの中で考えて、手配して、決断して、現場で

起こる予想外のことに対応して、、。もちろん実際

には工務店の人が統括してくれて、職人さんがして

くれているんだけれども、使うのは自分たちなので

「こういうふうにして欲しい」というのを伝えて

判断してという作業は思いのほかエネルギーを使う。

いや、基本は楽しいことなんだけど。

 

そして今やっと9割が終わった。

 

最近は気持ちよく空を飛んでいる夢が増えた。

朝から感じる鉄のような重りもいつの間にか消えた。

そして知らない人のインスタの家づくりアカウント

なんかを他人事のように楽しく見たりしている。

 

 

そしてわかったのは、古い家の改装は制約が多くて

好きにできないことも多いけど、逆にイチから建てる

と選択肢が多すぎてもっと大変かも、ということ。

 

人生も似ている。

ある程度、制約があった方が楽なところがある。

というわけで、次はキッチンダイニングの改装で

参考になるかわからないけど私たちのやって

良かったことなど、続きます。

 

雨が続きそうなので晴耕雨読でなく晴耕雨書。