キッチン改装3 キッチン

さて、水まわりの要であるキッチン。

そこを考えるのにも時間がかかりました。

本当にこんな時いつも誰か最適な回答を

教えて〜!と思ってしまう。

 

でも自分たちの生活の仕方や好みを

わかっているのは自分たちしかいない。

 

見た目をどんなにステキに整えても

それが果たしてフィットするかは別なんですよね、、

有能な建築家はきっとその辺り(クライアント

の生活、好みなど)を徹底的に探っていって

専門知識を織り交ぜて設計(デザイン)

していくのかな。

人の事を考えるのってきっと難しいよね。

暮らしって身体感覚と直結しているから。

 

私たちの希望はシンプルでタフな機能と

掃除のしやすさ。そして見ためはスッキリ。

ウチは家族全員が料理するし、もしかしたら

遊びに来た人も使うこともあるだろう。

だから、誰がそこに立っても馴染んで

収納もわかりやすい方がいい。

 

ということでキッチンの候補は

タニコーのステンレスのオーダー品。

店と同じマルゼンの業務用。

 

工務店おすすめのウッドワン。 

サンエイとコラボ?の無印良品、

toolbox、イケアも良いかも?

また造作という選択もある。

 

しかしコロナの影響もあり思い立ったからと

いってすぐにショールームに行けない現状が...。

1日1組限定だから予約もずっと先になる。

一方、こちらは時間の期限もあり、仕事もあり、

さらにそのほとんどが遠い場所なため

自然と選択肢は限られてくる。

 

それでも何とか見に行けたところでオールステンの

キッチンの見積もりをお願いしたら出てきたのは

改装費全体の2〜3倍という金額。

チーン・・・とそこでまた時が過ぎ(笑)

  

ちなみに当初、約18平米のダイニングキッチン全体の

改装を窓枠も含めて私たちは100万円くらいで

なんとかしたいと思っていた。

無理だろうとは思ったが、奇跡的に何かアイデアが

わいたりするかも?とか淡い期待を抱いて。

  

しかし、いろいろ考えていくと削ぎ取ったばかりに

あとあと高くつく、というのは食材選びと同じ。

大きな買い物ほど長い目で判断しなくてはいけない。

 

何しろキッチンは毎日みんなが使う場所。

小さな使いにくさも積もれば慢性的なストレスになる。

というわけで予算オーバー必須の予兆(泣笑)

結局、決まったのはウッドワンというメーカー。

 

なぜか?

施工をお願いする工務店さん経由だと定価より

格段、安くなることがわかったからです。

 

話はそれるが「移住&改装」というと予算を抑えるため、

そして「住」の自給という意味も込めて

ついつい自力で頑張ってしまう傾向がある気がする。

私たちも今までできるだけそうしてきた。

 

しかし本業にも時間を割くようになると

どうしてもオーバーワーク。

無理して体を壊したりなかなか出来上がらず

へんなストレスが家族を覆う(笑)

無理なこといくら頑張ってもいつかどこかで必ず

それは精算される。だったら最初から無理は

期間限定で終わらせるべきなのだ。

 

改修改装の規模にもよるけれど、そんなわけで

私たちは手に負えない時は工務店さんにお願いする。 

例えば、大工さん、左官さん、建具屋さん、

水道ガス、電気工事がチームで入ってくれるのは

ありがたいし、材料の調達ルートや住宅メーカーとの

繋がり。これも自分たちだけではできないことが多い。

その辺が信頼できて良心的な料金で請け負ってくれる

工務店ならばむしろ負担が減りメリットも増える。

 

私たちの工務店に望むことは

・ハウスシックの原因になる建材を使わないこと

・DIYできるところはさせてもらえること

・大手ではないこと

 

そして当然、この場所が請け負うエリアであること。

というわけで、私たちがお世話になっているのは

宇佐にあるもくせい工舎さん。

 

「自然素材の家」などというキャッチコピーには

基準がないから使ったもの勝ちなのだけど

(食品より基準が甘いようです)

ここは本気で自然素材の家づくりをしている。

家族のハウスシックがきっかけで建材の

勉強を始めたそうで仕事が「自分ごと」。

自分が困った事を追求して仕事にしている

というところが共感できる。

 

たぶんウチがより建材の素材に厳しくて(笑)

ケミカルなものを家に入れないので新築でも

改装したてでも室内がいい匂いなのがいい。

 

ウチはシナ合板を使ったりペンキを塗ったりするので

もくせい工舎基準よりちょっとジャンク気味だけど

それでも目をつぶってくれる柔軟さもあります(笑)

 

ウッドワンも無垢材を使うシステムキッチンで

もくせい工舎さんの建てる家を見にいくと

それがスタンダードで入っている。

 

以前だったらウチには立派過ぎる?と思っていたのが

時が過ぎ年齢を重ねていくうちに扱いやすさや

便利さ、掃除のしやすさ、なども取り入れても

いいのかも、と思い始めたタイミング。

 

若い時はいいんです。

手づくりでも、中古の厨房機器でも、簡易なものでも、

不便とセンスをミックスしているようなのが

楽しくてワクワクする。どんなこともしかり。

 

しかし50代、60代を迎えるときにバックパックは

もうしないよね、というのに似ているかも。

したい人もいるかもですが私たちはもう十分、

若い時にするべき経験はしてきた。

もう年齢にあった負担のない快適な暮らしにしよう。

 

ということで当初よりもリーズナブルな価格で

それが実現することになった。

おかげで金額的な問題もなんとか解決。

デザインが良いメーカーは他にあったけれど

その定価と比べるとどうしても割高になる。

  

キッチンはウッドワンに決まったものの

ここからがまた長かった。悩むこと多々。

 

そして結局、選んだのはⅡ型。

シンク+調理台とコンロを別々に2列にしたもの。

 

あらゆるカタチ(I型、L型。コの字型)を検討して

結局、今の空間にはそれがいいと落ち着いた。

これも今のところ正解。

 

コンロだけを別にするというめずらしい対面型だけど

部屋の幅の都合と、コンロの横に窓があるので

あまり閉塞感を感じなくて済む。

   

 

その頃、東京の友人から電話があった。

ちょうど仕事用のマンションの内装を考えていると

いうことでまさにシンクロニシティ!

内装話に花が咲く。

 

今回、選んだプラスドゥというガスコンロも

キッチンの通路の幅を85cmにしたのも

その時の友人のアドバイスから。

ウチには大正解でした。

 

そこでだんだんイメージが固まりだして

・シンクはステンレスのシンプルな長方形。

・シンク下はゴミ箱など置くためにオープン。

・トップはステンレスのバイブレーション仕上げ。

 これは少し金額が張るけどマットな質感と

 傷がつきにくいところが好きなので奮発する。

 

など次々、決まっていく。

 

 ・シンク下以外は引き出しに。

 

初めは扉でもいいとと思ったが(その方が安いし)

今はシステムキッチンを選ぶ9割以上の人が

収納力の多さで引き出しを選ぶそうだ。

ショールームもそのサンプルばかり。

 

で、実際、使っているところを工務店の方の家で

見せてもらいウチも引き出しにすることにした。

確かになんでも入って奥まで見れるのですごく便利。

多数派になってみて良いこともある(笑)

 

・扉の木材はパインのブラウン塗装。

 

本当はオークやメイプルが魅力的だったけど

そうするとデザインに框が入る。

あの額装のような枠だ。

 

扉にした場合はそれでもよかった。

しかし引き出しの場合、幅45cmの縦に

3つ面がくるのでちょっとトゥーマッチに感じる。

 

そこでメーカーにオークやメイプルで框なしには

できないのか問い合わせる。答えは木の反りが

生じることがあるので作っていないとのこと。

パインはそれが少ないらしい。

 

自然の木を使うということはそういうことなのね、

ということでメープルたちを諦めた。

パインは他より安いので結果コストダウン。

 

・ハンドルはステンレスのバー。

 

見た目がフラットになる彫り込みという選択も

あったがハンドルの方が使いやすそうだったのと

トップに使うステンレスと合わせたかった。

 

ウッドワンはカントリー調やアーリーアメリカン調や

古い喫茶店のような雰囲気や逆にモダンな感じや

好みによっていろいろできる。

 

がしかし、古民家&中年夫婦にファンシーは不要(笑)

とにかくすっきりシンプルに実用的にする限る。

 

 

ちなみに機種にもよると思うが

ガスコンロはネットで購入した方が安かった。

水栓もウッドワンにあるものでなく

こちらの希望のものを用意してつけてもらった。

ちなみに水栓を選ぶのもほぼ全てのメーカーの

webカタログに目を通しました。

 

コンロまわりの壁はレンガにすると掃除が不要と

聞いたのでかなり調べて海外のサイトまで見たけれど

今の家では雰囲気が重くなりそうだったので却下。

 

両親の山の家もレンガだったけれど

光が入りにくいコンロまわりは暗い印象になるのも

見ていたのでやはりタイルで正解だった。

 

タイルも貼り方によって印象が変わる。

よく見るのはレンガのように半分ずらして貼っていく

スタイル。キッチンのタイルといえば圧倒的にそれ。

しかしウチには普通に格子のような貼り方にした。

好みの問題と、やはり今の家の雰囲気で。

タイルのサイズもいろいろ検討したが結局50mmに。

 

キッチンの高さは85cm。

私たちの身長だと計算上では90cmがいいとでる。

しかし実際に作業するには85cmの方がラク。

小柄な母も使うことも考えてここは迷いなく85cmに。

これも両親の家が90cmだったので体験済み。

この辺もアタマでなく体の感覚で選んだ方がいい。

ちなみに靴を履いて使うお店は90cmです。

 

次の問題はキッチンの背面、ダイニングに向く側。

ここは造作棚にしてもらうことにした。

ウチは家族揃って細かい片付けが苦手なので

いつもダイニングテーブルの上にいろんなものが

散らかりがち。それをどうしたものか?考えて

近くに適当に置いてもスッキリ見えそうな棚が

あればいいかも知れない、と思ったのだ。

 

妄想しているだけでは伝わらないので細かい数字も

入れて絵を描いて大工さんにお願いしてできたのが

やっぱり格子のような棚。格子、好きです(笑)

 

棚の向こうがキッチン。

手前にテーブルがくる。

 

右はキッチンの外に置いている冷蔵庫横に作った

小さなパントリー。棚がL字になっている。

この中に精米機も置くようにコンセントも繋げた。

周囲がすべて杉材の場所なのでここはペンキ仕上げ。

 

工事が始まって約10日でここまで進んだ。