ニーチェと堆肥

14歳というのは自分の核が芽生える頃とおもう。

「教育ってなんだろう?」という疑問を抱えたのは

中学2年の時だった。センスのいい友人の影響で

服に関心をもったのも同じ頃だった。

 

人によって音楽や料理、絵や映像、物理や植物、

宇宙の不思議、そのほかいろいろ自分の核を

見出す頃だとおもう。

 

さて、教育でスタートをきった私は大学の時に教育

哲学の師匠に出会ったことでソクラテスやルソーや

アランやデカルトを学んだ。

 

それが病気になった時にヒントになり、今度は身体で

それを理解することになった。その土台があったから

赤峰勝人さんの提唱する循環農法や千島学説や食事

療法や野口晴哉やホメオパシーがすんなり入ってきた

のだとおもう。

 

 

最近、読んだ本。

①「心の絶対法則」内海聡著

②「人類堆肥化計画」東千茅著

 

 ①は小児科の真弓貞夫先生の志を引き継いでいる

数少ない医師、内海さんの真骨頂ともいえるような本で

断薬を勧める病院の医師として、思考と病気の関係や

深層心理と精神分析を探究していった様子が垣間見れる。

 

興味深いのは彼の虚無主義はニーチェの思想が元になって

発展していっているところ。無神論者、虚無主義の意味が

少しわかった。輪廻転生を否定し命(有)と死(無)を

繰り返しているだけだという生命論がおもしろい。

 

私は輪廻転生があると考えた方が腑に落ちることが多いと

おもうので、どちらかというとあると捉える方だけど

別にどっちでも構わず、そういう考え方も所詮、人間の

頭の中の産物の可能性だってある。

 

それでも「人間も命も所詮、意味などない」というところ

から、だからこそ自分の意思を持って超人を目指すことに

意味を見出そうとするところが光でもありやはり概念なん

だな、とループのように思うのだ。

 

で、②の本。

堆肥が身近なこともあって、すんなり読めた。

 

生命の最終形 × 発酵 × 菌 = 堆肥というところで人類も

堆肥に向かうべき暮らし方の指南書のようで一理も二理も

あるなと思った。遺骨を壺に入れて墓石に下にいつまでも

保存しておくよりも自然だ。アナスタシアにも通じる。

 

このご時世、日本人が桁違いにコロナ風邪の重傷者が

マスコミに数字の操作はされているけど、少ないのは

日本人の腸内の常在菌の質量が優れていることが理由と

して考えられている。

 

味噌や醤油など発酵調味料を昔から使い、漬物はじめ

発酵食品も多く、オリゼ菌が腸内に棲んでいることが

日本人のアイデンティティという説もあるくらいだ。

 

日本人は発酵文化が DNAに染み込んでいる。

自覚の有無にかかわらず、原爆被害、原発被害、感染症被害が

叫ばれていても、なんとなくそれほど大きな事態にならずに

済んでいるのも発酵と菌に秘密があるのはほぼ確定なのでは

ないだろうか。 

 

やはり、私は14歳の芽生えのまま自然の摂理に沿う

思想に支配されている。どんなに優秀な人間がいた

ところで自然の一部でしかない。

 

だから、むやみやたらな除菌の習慣はバカバカしく感じる。

けれど、ニーチェ&内海論でいけばそんなことも織り込み

済みのようなもの。どうしようもない人間の行いもまた

すべて混ぜ合わせ、時間をかけて発酵されなら次の命を

育む土壌の栄養である堆肥に変化していくのかも知れない。

 

なんだか2冊の違う料理のレシピを1つにまとめた

ような感想になってしまった。