イデアとアイデア

先月、「僕らの生き残り大作戦」のタイトルで

サバイバルをテーマにした講演会が終了しました。

 

大友さんの演奏♪ マジックの歴史、子どもたちに計画されて

いる近未来について。Utaさんの鳥肌立つ美声とそこに込め

られた歌詞!アーサー(だけ、なぜかいつも敬称略 笑)の

SDGsのカラクリと教育勅語につながる話(!)などなど

6時間にわたる盛りだくさんの内容。

 

10周年の記念に、と始めた講演会がこんなに回を重ねる

ことになるとは思っていなかったのですが、本当に「今」

知らなくてはならない大事なことを、どこにも忖度なく

こんなにおもしろく伝えらえる人たちは他にいないし、

毎回、すてきな出逢いがあるし、準備はたいへんだけど

やっぱり、やりがいがあります。

 

知るって大事ですね。

そして歴史や過去の偉人から学び、そこから読み解くこと。

 

今回の質疑応答のなかで「子どもを学校へ行かせたくないが

シングルマザーで収入も限られた現状の中で、どうすれば

良いのか?」という質問がありました。今、これと似た思い

を持っている保護者が、どれだけ多くいることか!

 

結婚していても相手と意見が違ったり

収入はあっても他の事情で思うようにいかなかったり

仕事が休めないから子どもには学校に行ってもらったり

登校するしないだけでなく、集団圧力に対してへの違和感も

あって、学校に子どもを預けることに迷いを感じている

保護者は過去最高なのでは。

   

今回も話にもあったプラトンの「洞窟の比喩」。

人間が捉えることのできる世界は、世界のすべての形ではない。

だから、より広い視点で世界を見ようとすること。幻想を見て

いる洞窟から真実の形(イデア)に近づく努力すること。

  

一見、どうにもならないような状況の中で何ができるか?

思うのは、同じ思いの仲間をつくること。

もし、そこが仲間ができないと思ったら離れる(世界は広い)。

そして「自分から」「できること」を始めること。

コツは結果を焦らない。

 

その過程でアイデアを直接的、間接的含めて思いつくだけ挙げる。

その行動を自分が興味を持っておもしろいと感じながら続ける。

そうすると、プラトンの「イデア」と自分の「アイデア」が

つながっている!と思える日がやがてやってくる。アイデアの

いくつかが、やがて自分を洞窟の外に連れて行ってくれるのです。